[実験プロトコル]
RNAlaterもどきの調製
RNAlaterを購入すると高価なため、自作することでコストを抑えられる。出典はDe Wit et al. (2012)。
必要なもの
- 1Mクエン酸ナトリウム溶液 12.5mL
- 0.5M EDTA pH8.0 20mL
- 硫酸アンモニウム 350g
- SPW 467.5mL
- 濃硫酸 1mLまたは1M硫酸 18mL
手順
- 硫酸アンモニウム 350gをビーカーで計量してSPW 350mLを加える(塊をある程度壊せれば十分)
- 1の内容物を1Lガラス瓶に移す
- SPW 50mLでビーカーをすすいで2のガラス瓶に移す
- 1Mクエン酸ナトリウム溶液 12.5mLをガラス瓶に加える
- 0.5M EDTA pH8.0 20mLをガラス瓶に加える
- SPW 67.5mLをガラス瓶に加える
- ガラス瓶を湯煎し、結晶を完全に溶かす
- 濃硫酸 1mLまたは1M硫酸18mLを加えてpH5.2前後になっていることを確認する
- オートクレーブ
硫酸アンモニウムと水の混合物は、100g+100mLを3回と50g+50mLを1回に分けるとよい。結晶が溶け切っていない溶液をガラス瓶に移すときに結晶が残っても気にしなくてよい。ホットスターラーがあるならそれを用いてもよい。ビーカーやボトルででメスアップするときは、予めメスシリンダーで計量した水でビーカーやボトルの計量線を較正しておく。
最終更新時間:2017年07月15日 00時54分45秒