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PEG沈

[実験プロトコル]

PEG沈

 高分子量のポリエチレングリコールを添加して遠心すると、短いDNA(〜100bp)は沈殿させずに長いDNAのみを沈殿させることができる。これを利用してPCR後に短いDNAを除去する。ゲル切りやExoSAP-ITに比べて低コスト。

必要なもの

手順

  1. PCR産物に等量の13% PEG + 1.6M NaCl溶液を加えて氷上で1時間静置
  2. 20,000×g 4℃で30分間遠心
  3. プレート遠心機による排液
  4. 70〜80%エタノールをできるだけ多く加えて転倒混和
  5. 20,000×g 常温で10分間遠心
  6. プレート遠心機による排液
  7. 乾燥
  8. DNAをミリQに溶かす

 最後のミリQ量はPCR産物の濃度に応じてテキトーに調節する。厳密にやるなら分光光度計を使う。

最終更新時間:2006年12月25日 10時57分35秒