[実験プロトコル]
次亜塩素酸漂白による滅菌処理
野外での濾過採集用機材などの滅菌・DNA分解を塩素系漂白剤により行う。
必要なもの
- 適当なサイズのタッパー(水抜き用の穴を空けておく)
- 塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム6%・界面活性剤なしが望ましい)
- 蛇口に適合するシリコンチューブ
- SPW 適量
- 滅菌対象物
手順
- タッパーに滅菌対象物とシリコンチューブを入れる
- 塩素系漂白剤を水道水で10倍に薄めて加える
- ときどき揺すりながら1時間浸ける
- 薬液を捨て、シリコンチューブを取り出して一方を蛇口に、もう一方をタッパーの穴に突っ込む
- 水道水をいっぱいまでためて揺すってから捨てる(3回繰り返す)
- 水道水を流しっぱなしにして3時間ほど放置する
- シリコンチューブを抜いて、水道水を捨てる
- SPWを滅菌対象物が浸かるくらいの水位まで加えて揺すってから捨てる(2回繰り返す)
- 乾燥が必要な場合はアルミホイルに包んで60℃で乾燥する(60℃にする前に一度250℃で庫内を滅菌してから60℃に下げること)
塩素漂白後、塩素抜きの過程以降は全てグローブを付けて作業する。対象物に直に触る必要がある場合は、一時的にさらに上からグローブを付けて触り、作業後にすぐグローブは廃棄すること。
最終更新時間:2017年07月14日 23時38分40秒