[実験プロトコル]
AMPureXPによる濃度均一化
DNA溶液のDNA濃度を分光光度計や蛍光検出装置、定量PCRを用いて測定してから薄める作業は煩雑で、お金もかかり、多サンプルの処理は困難である。そこで、AMPureXPで薄いものに合わせることで濃度を均一にする。
必要なもの
- 2mLチューブ 1本
- 8連チューブまたは96ウェルプレート 必要数
- AMPureXPまたはAMPureXPもどき 2uL / sample
- 20% PEG + 2.5M NaCl溶液 18uL / sample
- イソプロパノール 20uL / sample
- 70%エタノール 200uL / sample
- TEまたはSPW 20uL / sample
- サンプルDNA溶液 20uL
手順
- 2mLチューブに転倒混和したAMPureXPまたはAMPureXPもどき 2uL、20% PEG + 2.5M NaCl溶液 18uLをサンプル数+1倍量入れてよく混合
- サンプルDNA溶液 20uLに対して、希釈AMPureXP 20uLを加える
- イソプロパノールをリザーバーに適量注ぐ
- イソプロパノール 20uLをサンプルに加える
- ピペッティングを10回行う
- 20℃5分インキュベート
- マグネットスタンドに立てて2分間静置する
- ビーズに触れないよう注意して溶液をチップで吸い取る
- マグネットスタンドに立てたまま、70%エタノール 200uLを加える
- 30秒静置してからエタノールを除く(できるだけ除去)
- 数分間風乾し(やりすぎるとビーズが割れるので注意)、マグネットスタンドから外してTEまたはSPW 20uLを加える
- ピペッティングを10回行う
- マグネットスタンドに立てて1分間静置する
- 溶液を回収してラベルを振っておいた別のチューブ・プレートに移す
最終更新時間:2017年07月15日 00時20分10秒