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PCR用試薬

[実験プロトコル]

一覧表

用途 名称 製造者 コスト
通常 Taq Ampliqon 6
通常 Taq New England BioLabs 9.5
通常 GoTaq Promega 28
通常 rTaq TOYOBO 50
通常 Taq TaKaRa 50
LA-PCR LongAmp Taq New England BioLabs 36.8
LA-PCR Ex-Taq TaKaRa 54
LA-PCR Blend Taq TOYOBO 38
LA-PCR Phusion Finnzymes 64
HotStart TEMPase Ampliqon 7
HotStart anti-Taq high TOYOBO 16
HotStart Taq Antibody TaKaRa 20
HotStart Taq HotStart TaKaRa 54
HotStart AmpliTaq Gold AppliedBiosystems 56
LA-PCR HotStart Ex-Taq HotStart TaKaRa 60
LA-PCR HotStart Blend Taq Plus TOYOBO 42
LA-PCR HotStart Phusion HotStart Finnzymes 76
LA-PCR HotStart KOD FX TOYOBO 70

コストは20ul反応系で、Taqは0.5U、KODとPhusionは0.4Uを用いると想定して算出した。単位は円。

通常のPCR用

20ul反応系で1サンプル当たり6円

20ul反応系で1サンプル当たり9.5円

20ul反応系で1サンプル当たり28円。反応を阻害しない色素入りのバッファが添付されており電気泳動時にDyeを加える必要がない。

20ul反応系で1サンプル当たり50円

20ul反応系で1サンプル当たり50円

LA-PCR用

20ul反応系で1サンプル当たり36.8円

20ul反応系で1サンプル当たり54円

20ul反応系で1サンプル当たり38円

20ul反応系で1サンプル当たり64円。Taqの約52倍の忠実性を持つ酵素。複写速度もTaqの約2倍と高速なため少量でPCRが可能。初期変性は98℃30s、変性サイクル98℃10s、アニーリング温度を高めに設定する。伸張温度はTaqと同様。バッファの性質上PCR産物はExoSAP-IT処理による精製には適さないようなので、精製にはPEG沈やエタ沈を用いること。国内では第一化学NEBが取り扱っているが、希望価格では第一化学の方が若干安い。第一化学の使用例トラブルシューティングFAQが参考になる。

Hot Start用

20ul反応系で1サンプル当たり7円。熱変性で活性化するタイプなのでPCR時は最初の93〜95℃を長めにする。

20ul反応系で1サンプル当たり16円。常温下でTaqの働きを阻害するモノクローナル抗体。高温で変成しTaqの活性が戻る。事前に5U/ulのTaqと常温で混合して結合させておく。

20ul反応系で1サンプル当たり20円。anti-Taqと同様の製品。

20ul反応系で1サンプル当たり54円。上記抗体と結合済のTaq。

  • AppliedBiosystems AmpliTaq Gold & 10x PCR Gold Buffer

20ul反応系で1サンプル当たり56円。AmpliTaqは熱変性で活性化するタイプなのでPCR時は最初の93〜95℃を長めにする。

LA-PCR Hot Start用

20ul反応系で1サンプル当たり60円。Ex-TaqにTaqの働きを阻害する抗体を加えたもの。

20ul反応系で1サンプル当たり42円。上記と同様にBlend Taqに抗体を加えたもの。

20ul反応系で1サンプル当たり76円。Phusionに抗体を加えることでHot Start用に調製したもの。

20ul反応系で1サンプル当たり70円。KODポリメラーゼを改変して高速性を向上させてさらにHot Start用に調製されているもの。ただし忠実性はTaqの約10倍とKOD Plusの80倍の忠実性には劣る。忠実性を多少犠牲にして増幅成功率と速度を改善している。

最終更新時間:2008年12月25日 19時18分06秒