[実験プロトコル]
AMPureXPによるサイズ選択
ゲル切りや高価な機材を用いず、磁気ビーズ溶液のみを用いて簡便なDNAのサイズ選択を行う。プライマーダイマーやdNTPの除去が行える。
必要なもの
- 8連チューブまたは96ウェルプレート 必要数
- AMPureXPまたはAMPureXPもどき 16uL
- 70%エタノール 400uL
- PCR産物 20uL
- TEまたはSPW 40uL
手順
- PCR産物 20uLに対して、転倒混和したAMPureXP溶液 16uLを加える(300bp以上を取る場合)
- ピペッティングを10回行う
- 20℃5分インキュベート
- マグネットスタンドに立てて2分間静置する
- ビーズに触れないよう注意して溶液をチップで吸い取る
- マグネットスタンドに立てたまま、70%エタノール 200uLを加える
- 30秒静置してからエタノールを除く
- マグネットスタンドに立てたまま、70%エタノール 200uLを加える
- 30秒静置してからエタノールを除く(できるだけ除去)
- 数分間風乾し(やりすぎるとビーズが割れるので注意)、マグネットスタンドから外してTEまたはSPW 40uLを加える
- ピペッティングを10回行う
- マグネットスタンドに立てて1分間静置する
- 溶液を回収してラベルを振っておいた別のチューブ・プレートに移す
200bpまで取りたい場合は1:1の比率でAMPureXPを加える。400bp以上を取る場合は0.7:1、500bp以上を取る場合は0.65:1。この後さらに精製する予定がある場合は、エタノール洗浄は1回でもよい。
最終更新時間:2017年07月15日 00時09分44秒