「PATHの通っている場所」って?
WindowsならC:\Windows\System32とかが標準でPATHの通っている場所になっています(Win9x/Me系ではC:\Windows\System)。詳しくはコマンドプロンプト(DOSプロンプト)で
echo %PATH%
を実行すれば設定されているPATHの通ったディレクトリリストがセミコロンで区切られて表示されます。それらのディレクトリ内の実行可能ファイルはカレントディレクトリがどこであっても呼び出して実行することができます。
UNIX (MacOS Xを含む) の場合はコンソールorターミナルで
echo $PATH
を実行すれば環境変数PATHの設定内容が表示されます。
/bin:/usr/bin:/usr/local/bin
とか出てくると思います。この場合「/bin」「/usr/bin」「/usr/local/bin」の3つのディレクトリにPATHが通っているということです。このいずれかに実行ファイルを入れておけばどこからでも呼び出して実行できます。PATHの通った場所にコマンドhogehogeを置いてあれば、
which hogehoge
を実行するとそれぞれのファイルの絶対パスが表示されます。使用しているシェルによっては
rehash
を事前に実行する必要があるかもしれません。MacOS Xではスーパーユーザがデフォルトで無効になっていますのでNetinfoマネージャから有効にするか、sudoを使うことで対処します。
PATHの通った場所へアクセス権限が無い場合
権限の問題でPATHの通ったディレクトリにアクセスできない場合、本サイトで配布しているスクリプト群はスクリプト自体を書き換えて各コマンドを呼び出す部分を絶対パス指定か相対パス指定にすることで対処可能です。各コマンドをスクリプトと同じディレクトリに置く場合、Windowsでは改変不要で、UNIXではコマンドの頭に「./」を付ければOKのはずです。書き換えは通常のテキストエディタでスクリプトを開けばできます。ただし、場合によっては改行コードが問題になる可能性もありますのでWindows / UNIX / Macの各改行コードに対応したテキストエディタをご利用下さい。
最終更新時間:2006年02月10日 06時27分53秒