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進化学夏の学校2010:新しい分子系統解析論:データ作成から祖先形質復元までの変更点

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*新しい分子系統解析論:データ作成から祖先形質復元まで
このページは日本進化学会2010年第12回東京大会の進化学夏の学校『新しい分子系統解析論:データ作成から祖先形質復元まで』のページです。田辺担当分の落ち穂拾いや発表に用いたスライドの提供を目的としています。
このページは日本進化学会2010年第12回東京大会の進化学夏の学校『新しい分子系統解析論:データ作成から祖先形質復元まで』のページです。田辺・奥山の発表に用いたスライドの提供を目的としています。
*企画
-田村浩一郎 (首都大・院理工)
*日時
2010年08月02日 13:00-16:00
*会場
東京工業大学 大岡山キャンパス デジタル多目的ホール (D会場)
*概要
本夏の学校は、大学院生をはじめとした若い研究者を対象に、分子系統解析の実践方法を紹介することを目的とする。分子系統解析には、ある程度の「定石」はあるものの、「こうすればいい」というお決まりの方法はない。解析の目的や方法、そのためのソフトウェアも日進月歩である。そこで、解析方法開発者(田村)、動物系統分類学者(田辺)、植物系統分類学者(奥山)という、違ったバックグラウンドの講師が、それぞれの分子系統解析論を披露する。参加者には、それらの中から共通点と多様性を見出し、自身の研究に相応しい分子系統解析の方法を自ら学びとってもらいたいと思う。
*演題
+MEGA5による分子進化・分子系統解析 田村浩一郎 (首都大・院理工)
MEGAは、マウスを使って簡単に操作でき、結果はそのまま論文の原図にできる形で出力できる分子進化・分子系統解析のための総合ソフトウェアである。これ一本あれば用が足りる万人向け万能ソフトを目指している。最近リリースした最新バージョン、MEGA5、を使った「データ作成から祖先形質復元まで」をご紹介したい。
+データセットの作成と仮説検定、分岐年代推定法概論 田辺晶史 (筑波大・院生命環境科学)
分子系統解析を適切に行うには、データセットを適切に作成する必要がある。本講演ではまずその方法について解説する。また、系統仮説間の比較を行うための対立仮説の探し方や対立仮説を満たす中で最尤な系統樹の探索法、および最新の分岐年代推定法の概説を行う。これらの手法が語られることは少ないが、いずれも生物の進化研究において重要なものである。本講演ではこれらの方法に関する演者の考えとともにいくつかのソフトウェアも紹介する。
--Presentation Slide PDF: {{ref Tanabe_20100802summerschool.pdf}}
--以上の田辺のスライドに関してはクリエイティブ・コモンズ 表示-継承 2.1 日本ライセンスを適用します
+分子系統樹を用いた比較法と祖先形質復元:膨大な生物多様性情報を活用するために 奥山雄大 (科博・植物)
生物多様性を形作る個体、個体群、種といった単位はいずれも統計的に独立ではない。したがってそれぞれが有する多様かつ膨大なデータから有用な情報を抽出する際には、その系統関係を考慮することが必須である。本講演では、ソフトウェアの紹介も交えながら実際のデータを用いた系統学的比較法を解説したい。また系統学的比較法と密接な関係のある祖先形質の推定法についても簡単に紹介したい。
--Presentation Slide PDF: {{ref Okuyama100802.pdf}}
--このスライドにはクリエイティブ・コモンズは適用されませんので、スライド内容のご利用については奥山さんにお問い合わせ下さい